2022年度 トピックスTOPICS of 2023

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【3/4開催】国際シンポジウム「書物の背後にあるもの:初期近代における書物のデザイン、生産、利用」/ "Behind the Book: Designing, Producing, and Using Books in the Early Modern Period"

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書物の形態、用途、受容、社会的役割は変化し続けてきたし、今後も変化し続けるだろう。新技術の導入はしばしば転機となりうるが、その結果は単純には説明できない。こうした変化の背後には、著者、印刷者/出版者、校正者、彩飾画家、製本職人、読者、コレクターらが共有する期待の地平の広がりがある。テクストとパラテクストにおけるさまざまな革新的な要素―書体/活字体、ページ・レイアウト、テクストの分割方法、読者のための実用的なツール―は、意識された期待も意識されていない期待もあぶりだす手がかりとなる。そこで、本シンポジウムでは、初期近代の西洋と東洋において、書物と書物の姿、また人々が抱く「書物がどのような姿をしているべきか」という時代とともに変化する期待について検討する。

日時:2023年3月4日(土)14:00~17:00

会場:慶應義塾大学三田キャンパス 東館6・7階 G-ラボ
* COVID-19の状況により完全オンラインに切り替える場合があります
*Zoomにてオンライン参加可能(登録者にパスコード配布)
参加方法:どなたでも無料でご参加いただけます。
こちらより事前の参加申し込みをお願いします。
登録期限:対面参加は2月26日(日)、オンライン参加は3月2日(木)

登壇者:
Karen Limper-Herz(British Library)
雪嶋宏一(早稲田大学)
鈴木広光(奈良女子大学)
安形麻理(慶應義塾大学)

主催者:安形麻理・徳永聡子・池田真弓(慶應義塾大学)

助成・協力:本シンポジウムは、日本学術振興会科学研究費「初期印刷文化における「書物のあるべき姿」の変容の総合的な解明」(課題番号18H03496、代表者:安形麻理)の助成を受けています。また、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究センターからの協力を得ています。