DMC Fireside Chat

            2022
DMC Fireside Chat

大学教育のミライその2:Hybrid & Flexible

[English]

DMC Fireside Chat
DMC Fireside Chat(フライヤー/PDF)

主  催:慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ(DMC)統合研究センター 

開催日時:2022年3月1日(火)13:00-16:00

開催場所:オンライン

お申し込み:こちらのフォームよりお願いします

 慶應義塾大学は、2016年、英国に本部をおくグローバルなソーシャルラーニングプラットフォームであるFutureLearnのパートナーとなり、現在までに9つのコースを開発、開講してきました。190カ国から約9万人以上の学習者が慶應のコースを通して活発にコミュニケーションをとりながら学んでいます。また、学内の授業と組み合わせたブレンデッドラーニングも成果を出してきました。日本でも既に複数の大学がedX、Courseraといったそれぞれ特色のあるグローバルなMOOCプラットフォームで学びの場を提供しています。

 2020年、COVID-19という難題をきっかけに、各大学はそれぞれの叡智を絞り、新しい挑戦をしながら、質の高い教育を実施してきました。そして現在もニューノーマルと言われる世界に向けて、学習者を中心としたHybrid & Flexibleな学びの環境への模索が続いています。

 DMCでは、2019年11月、「大学のミライ」というテーマでMOOCコースの開発やその効果について大学で実践されている皆さんの経験を共有して議論するミニシンポジウムを開催しました。今回の Fireside Chat は、その第2弾で「大学のミライ2」と題しまして、Hybrid & Flexibleに向かって新しい進化を求められる大学教育におけるMOOCへの期待、課題、戦略、課題などについて、私たちの経験談を共有しながら、みなさんとカジュアルに話す場を作りたいと企画しました。

 皆様のご参加をお待ちしています。



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DMC Fireside Chat
プログラム

2022年3月1日 13:00 - 16:00

Zoom Webinar



13:00-13:10 ご挨拶
 岡田 英史(慶應義塾常任理事)
 大川 恵子(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授/DMC研究センター所長)
 
13:10- 14:00 
Invited Talk「高等教育におけるMOOCの貢献 - 海外の事例より」
 
FutureLearn でLearning Designを担当しているDanial Hope氏をお招きし、海外のパートナー大学がどのようにFutureLearnプラットフォームを活用したオンライン教育を位置付け、実践しているのか、などについてお話をいただいた後、いくつかの話題についてお話を聞いていきます。(※英語/同時通訳あり)
 
  ゲスト: Daniel Hope
 Customer Success Manager, FutureLearn
   
  10年以上に渡り、オンラインとオフラインの両方で学習プログラムの開発・提供を行なっている学習・教育指導者。現在は、FutureLearnのカスタマーサクセスマネージャーとして、戦略的なコース開発や教育法について大学や業界パートナーと協働している。オーストラリアのNational Publishing AssociationからExcellence in Educational Publishingを、International Education Association of AustraliaからInnovation in International Educationを受賞。
     
モデレータ: 大川 恵子(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授/DMC研究センター所長)
     
     
14:00-14:10 休憩
 
14:10-14:40 Fireside Chat 1 
 
慶應義塾大学アート・センター発、2つのFutureLearnコースのリードエデュケータを務める渡部教授から、文化・芸術系のMOOCコースをグローバルに展開したご経験について伺います。
 
  ゲスト: 渡部 葉子
 慶應義塾大学アート・センター教授・キュレーター
 慶應義塾ミュージアム・コモンズ副機構長
   
  近現代美術史を専門とし、東京都美術館、東京都現代美術館において学芸員として活動。2006年より慶應義塾大学アート・センターにて、展覧会や各種催事を企画実施する(現代美術のシリーズ展など)とともにアート・センターが所管するアーカイヴの活動にも関わる。「東京ビエンナーレ'70」研究プロジェクトや慶應義塾の建築プロジェクトなど、アーカイヴ活動と展示やワークショップを結びつけた活動を実践している。近年はOBL(オブジェクト・ベースト・ラーニング)に関心を寄せ、慶應義塾ミュージアム・コモンズにおいて展開しようと試みている。
     
モデレータ:宮北 剛己(慶應義塾ミュージアム・コモンズ特任助教)
     
●渡部教授がリードエデュケータを務めるコース
     
14:45- 15:15 Fireside Chat 2 
 
量子コンピュータという目に見えない技術を4週間で学ぶFutureLearnコースを開発したご経験、量子技術高等教育拠点において総合的に量子技術を学ぶオンラインコースを開発している経験から、技術系の教育にMOOCを活用するチャレンジや発見についてお伺いします。
 
  ゲスト: Rodney Van Meter
慶應義塾大学環境情報学部教授
Keio Quantum Computing Center (KQCC) 副センター長
   
  カリフォルニア工科大学学部(Engineering and applied science)卒業後(1986)、南カリフォルニア大学よりコンピュータエンジニアリングで修士号取得(1991)、慶應義塾大学理工学部よりコンピュータ科学で博士号取得(2006)。現在、量子コンピュータアーキテクチャ及び量子ネットワークの分野を中心に研究に従事。その他の研究分野は、ストレージシステム、ネットワーク、ポストムーアのコンピュータアーキテクチャなど。AAAS, ACM, IEEE会員
     
モデレータ:金子 晋丈(慶應義塾大学理工学部准教授/DMC研究センター副所長)
     
●Rodney Van Meter教授がリードエデュケータを務めるコース
     
     
15:20- 15:50 Fireside Chat 3 
 
「サービスデザイン」という幅広い分野横断型のテーマでFutureLearnコースを開講し、大学院での正規授業でもブレンデッドラーニングとして活用されているご経験から、開かれたフレキシブルな学びの場の創造についてお話をお伺いします。
 
  ゲスト: 佐藤 千尋
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科専任講師
   
  慶應義塾大学経済学部を卒業後、メディアデザイン研究科修士課程一期生として入学、同研究科にて博士(メディアデザイン学)取得。英キングスカレッジロンドン訪問講師を経て現職。市場などの経済・文化活動が集う場における情報空間と実空間を融合させたサービスデザインに励む。リアルプロジェクトでは、ベンヤミン的美学およびゾンバルト的社会学の視点からみた「閑のある生活」の提供に取り組む。
専門分野:サービスデザイン、購買行動、公共空間デザイン、経済地理学
     
モデレータ:有馬 俊(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究所リサーチャー)
     
●佐藤講師がリードエデュケータを務めるコース
     
15:50-16:00 クロージング
 徳永 聡子(慶應義塾大学文学部教授/DMC研究センター副所長)